meemeepianoの地方生活ブログ

日々の出来事や、面白い話をここで書いてみたいと思います。

特別定額給付金10万円と各市町村事務処理

今、ニュースで特別低額給付金10万円の給付率についてよく報じられている。
私は数年前、入札書類や契約書類を作成して、いろいろな事業所と契約を結んだり、請求書類等を作成して送ると言った仕事をしていたことがある。その時、やり取りをした事業所は一般の会社もあれば、公団や、役所等様々であったが、一番多かったのが役所関係と契約を結ぶことであった。契約書類は国でも事業所や金額によって様式やあて名は全く違っているし、県も事務所やら○○局やら○○課などもあて名も様式も全く違う。その種類は県だけでも20種類くらいはあったかも。役所との契約書類は発注者の指定の様式に沿って作らなければならない。とにかく複雑で意味不明なものだった。しかし、県も国もはっきりと、どういう書類がどれだけ必要か、どういう様式か、などは最初に示してくれていた。他の市町村も大体、それぞれ独自の様式であっても、落札時に必要な書類一覧を渡してくれたり、”ホームページにあります”と示してくれたりして、もし何かが抜けていたりした場合や、もう一枚必要な時は”郵送で大丈夫です”とか、”急ぎませんから”と、とにかく複雑な中にも効率よくしようという、職員の人たちの思いやりや意思を感じた。地方の小さな自治体(市町村)の場合は公共事業の契約は稀であるためか、”県はどういう様式ですか?県に準じて書類を用意してください”と頼まれることもあり、そういう場合はとても、とっても仕事がやりやすかった。多分、市町村の職員も他にもやることがあるから、1件の数十万か数百万の契約書類のために時間を割けないんだろうな、と思われる。
が、しかし!!ただ1市は別であった。その〇〇市は人口数十万で、この地方にしては大きい市であったが、その○○市の事務処理だけは、本当に、あり得ない、複雑、意味不明、職員もはっきり分かっていない。最初に指示してくれない、後から注文してくる。統一されていない。他の国、県、市町村とは比べ物にならないような複雑な書類であった。はっきりいってめちゃくちゃだった。分かりやすい一つの例としては請求書をA4サイズの紙1枚に2枚分の請求書を印刷してカッターやハサミで切って、それぞれに社印を押す。契約によっては請求書のあて名が一枚ずつ違っていたり、市の役職者(自分たちの課長とか)たちのハンコを押す枠を作って入れろ!とか、その役職名が違うから変えて持ってこい!とか、提出後に細かく何度も指示してきた。その度に何度も持参した。ここの職員はこの契約1件しか仕事してないのか?と毎回思ってしまうくらい。もっと効率よくしようとか、お互いの作業時間を短くしようという気が全く感じられない。というか余裕があるんだろうな・・。私は思った。こっちは○○市の契約だけやってるわけじゃないんだ!最初からきちんと決めて、指示してこい!最後の方は怒りを沸々と感じながら作業していた。


今回コロナの特別定額給付金10万円の振り込み作業、あの○○市大丈夫かな?相当時間かかるだろうな・・と私は思っていた。やはりそうだった・・。他の県内の給付率はほぼ9割超えなのに例の○○市の給付率は6~7%???は??大きな市なのに、誰もがそう思っただろう。だけど私には分かっていた。あの市は絶対に仕事を効率よくしたい、とか効率よくしようという気がない市、そうする必要のない市なのかもしれない。他の役所と比べ物にならない。役所の中でも際立って効率の悪い市役所だったからだ。この先も今回のコロナのように、いつもと違った事務作業が発生した場合、あの○○市は絶対に対応できないだろう。まさにみんなが連想する”お役所”そのものだ。(+o+)